AGAの治療薬を手軽に市販で買いたい!
AGA(Androgenetic Alopecia)は、男性特有の薄毛症状で「男性型脱毛症」とも呼ばれます。
AGAを発症すると、生え際の後退や頭頂部の薄毛などの、いわゆるM字ハゲやO字ハゲの症状が見られます。
男性にとっては深刻な悩みであり、改善を望んでいる方も多いでしょう。
そんなとき心強い味方となるのが、治療薬の存在です。
ドラッグストアや薬局など、市販で購入できたらとても便利ですが、取り扱っているのでしょうか?
今回は、市販でAGA治療薬が購入できるのか、治療薬の種類についても解説していきます!
【本題】市販でAGAの治療薬は販売してるの?
では早速、市販で治療薬を変えるかどうかという疑問にお答えしていきましょう。
AGA治療薬には、内服薬と外用薬の2タイプが存在しています。
この内、市販されているのは、ミノキシジルが配合された外用薬です。
外用薬は、「リアップ」をはじめ「メディカルミノキ5」や「リグロEX」など、続々と新商品が発売されています。
ところが、内服薬タイプのAGA治療薬に関しては市販では取り扱っていません。
内服薬を購入したい場合には、AGA専門クリニックなどで処方してもらう必要があります。
以下で、AGA治療を行う上でメジャーな内服薬を3つご紹介します。
内服薬を用いて治療を考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
フィナステリド配合内服薬
1つ目は、「フィナステリド配合内服薬」についてです。
フィナステリドには、抜け毛を促進するホルモンの生成を抑制する作用があります。
そのため、AGAの症状が進行するのを抑える効果がありますよ。
フィナステリド配合の内服薬として最初に作られたのが、「プロペシア」です。
その後、プロペシアの後発薬(ジェネリック)として「フィンペシア」や「ファイザー」などが多数発売されました。
先発薬である「プロペシア」の平均価格は、6,000円~7,000円。
それに対して、後発薬は4,500円~6,000円程度の価格が相場となっています。
AGAは長期的な治療が必要のため、できるだけ安価なジェネリックがおすすめです。
ただし、クリニックによってはジェネリック医薬品を取り扱っていない場合もあります。
ジェネリック医薬品を希望している方は、クリニックを受診する前に事前に取扱いの有無を確認しておきましょう。
デュタステリド配合内服薬
2つ目は、「デュタステリド配合内服薬」についてです。
こちらも、フィナステリド配合内服薬と同様、抜け毛の促進を抑制する作用があります。
フィナステリドと何が違うかというと、効果の範囲が異なります。
フィナステリドの場合には、主に前髪の生え際と頭頂部の薄毛の抑制が効果の対象範囲です。
一方、デュタステリドの場合は上記に加え、側頭部や後頭部など、より広範囲な薄毛の症状に対応しているのが特徴。
その反面、フィナステリドよりも副作用の危険性が高いというデメリットもあります。
フィナステリド及びデュタステリドは男性ホルモンに作用することから、以下のような副作用の危険性があります。
- 勃起不全などの性機能障害
- 乳房肥大
- 精神障害
また、吐き気や頭痛、めまいなどの症状を起こす可能性もあります。
クリニックでは薬に対する適性や体質について血液検査を行うため、不安がある場合には検査の結果も踏まえて治療薬の使用を検討しましょう。
ミノキシジル配合内服薬
3つ目は、「ミノキシジル配合内服薬」についてです。
こちらはミノキシジル配合の外用薬と区別して、ミノキシジルタブレットと呼ばれます。
ミノキシジルが配合された治療薬は、内服でも外用でも同様の効果を得ることができますよ。
ミノキシジルには血管を拡張させる作用があり、血流をアップする効果があります。
血流が良くなると、栄養が頭皮のすみずみまで行き渡るため、髪の成長を促進させることができるのです。
ただし、内服薬は全身に作用することから、体毛が増加する「多毛症」という副作用が見られるケースもあります。
また、ミノキシジルには血圧を下げる作用もあります。
そのため、もともと低血圧の症状がある方や高血圧剤を処方している方は、血圧が必要以上に下がってしまう可能性があるでしょう。
低血圧は立ちくらみやめまい、動悸、倦怠感などの症状を引き起こすため、使用のタイミングなどには注意が必要です。
体質的に不安がある場合には、医師へ相談してみましょう。
市販で販売しているAGAの治療薬(外用薬)
AGA治療薬のうち、外用薬に関しては前述のとおり市販でも購入することができます。
市販の商品は、先ほどお伝えした下記の3種類です。
- リアップシリーズ
- メディカルミノキ5
- リグロEX
内服薬に続いて、これらの外用薬についても詳しくご紹介していきます!
リアップシリーズ
1つ目の市販外用薬は、「リアップシリーズ」です。
大正製薬から発売されている発毛剤で、男性向けだけではなく女性向けの商品も取り扱っています。
そんなシリーズ商品のなかでもAGAに悩む男性におすすめなのが、「リアップ X5 プラス」です。
リアップ X5 プラスには発毛効果のあるミノキシジルが5%と、シリーズの中でも最も高濃度の配合率を誇っています。
ミノキシジルの配合率が高ければ、それだけ高い発毛効果を期待することができるのです。
一方で、副作用のリスクも配合率に比例して上がります。
AGAがまだ進行していないのであれば配合率が1%のものを選ぶなど、自身の症状に合わせて商品を選びましょう。
メディカルミノキ5
2つ目は、「メディカルミノキ5」です。
こちらの商品は、育毛などのヘアケア用品を多数開発しているアンファーから発売されました。
ミノキシジルの配合率は、リアップ X5 プラスと同じく5%となっています。
メディカルミノキ5には、添加物の1つである「酸化防止剤」を配合していません。
できるだけ添加物を含まない治療薬を使いたい方には、メディカルミノキ5がおすすめです。
その一方で、アルコールの濃度が高いことから、アルコールかぶれを起こしやすい方は注意しましょう。
メディカルミノキは4本セットで購入すると、クリニックで無料で診断が受けられるドクターズサポートもついていますよ。
クリニックでの治療を検討している方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
リグロEX5
3つ目は、ロート製薬から発売された「リグロEX」です。
リグロEXも、メディカルミノキ5と同じく、ミノキシジル5%配合の男性向け発毛剤となっています。
メディカルミノキ5に続いて2018年11月に発売さればかりの、市販のミノキシジル外用薬として今注目の商品なんですよ。
リアップ、メディカルミノキ5との主成分に大きな違いはありません。
ただし、価格に関しては以下の表のとおり、3社の中で最も安価で購入することができます。
リアップ X5 プラス | メディカルミノキ5 | リグロEX | |
価格 | 7,048円(税抜) | 7,223円(税抜)※ | 7,000円(税抜) |
※1本購入時の価格
1ヶ月あたりのAGA治療費をできるだけ安くしたい方は、リグロEXがもっとも適していると言えるでしょう。
プロペシアのようなAGAの治療薬(内服薬)の入手方法は?
ここまで、AGAの治療に効果的な内服薬と外用薬をご紹介しました。
外用薬は市販でも購入できますが、内服薬の場合にはクリニックで処方してもらう必要があります。
最後に、内服薬の処方を受けることができるクリニックを3ヶ所ご紹介します。
3院で取り扱っている薬や価格など、比べながら見てみましょう。
AGAヘアクリニック
1つ目は、「AGAヘアクリニック」をご紹介します。
こちらのクリニックでは、AGAに用いられる一般的な治療薬の処方を行っています。
AGAヘアクリニックで処方可能な内服薬の種類と費用は、以下のとおりです。
配合成分 | 価格(1ヶ月あたり) |
フィナステリド配合 | 5,500円 |
デュタステリド配合 | 8,000円 |
ミノキシジル配合 | 10,000円 |
以上のように、AGA治療薬は1ヶ月あたり5,500円~10,000円で購入することができます。
ちなみに、ミノキシジル外用薬は10,000円のため、市販の外用薬の方がややお安くなります。
ただし、AGAヘアクリニックでは治療薬を使用する前に血液検査を行っています。
血液検査には治療薬を使用した場合に副作用の危険性がないかをチェックすることができるので、安全度が上がります。
内服薬・外用薬ともに、副作用の危険性を軽減したいのであればAGAヘアクリニックで処方を受けることをおすすめします。
AGAスキンクリニック
2つ目は、「AGAスキンクリニック」です。
こちらのクリニックは植毛やHARG治療など、治療薬以外のメニューも多数取り揃えていますよ。
AGAスキンクリニックの内服薬の価格は以下のとおりです。
配合成分 | 価格(1ヶ月あたり) |
プロペシア(フィナステリド) | 4,200円~7,000円 |
ザガーロ(デュタステリド) | 4,800円~8,200円 |
FCI(フィナステリド後発薬) | 3,400円~4,800円 |
ファイザー(フィナステリド後発薬) | 3,400円~6,000円 |
オリジナル発毛薬 | (内服薬)14,000円~22,000円 (外用薬)14,000円 |
こちらのクリニックでは、初回に限り安く治療薬の処方を受けることができます(オリジナル発毛薬除く)。
AGA治療薬を一度試してみたいという方や、市販薬では効果が得られずにオリジナルの治療薬を使ってみたいという方にはこちらがおすすめです。
ヘアメディカル
最後にご紹介するクリニックは、「ヘアメディカル」です。
日本で初めて発毛専門クリニックを立ち上げたのが、こちらのヘアメディカルグループ。
19年間にわたり、延べ190万人を診てきた実績から、1人1人に合わせた治療を行っています。
こちらで取り扱っている内服薬と費用は、以下のとおりです。
配合成分 | 価格(1ヶ月あたり) |
プロペシア(フィナステリド) | 7,000円 |
ザガーロ(デュタステリド) | 9,500円 |
ファイザー(フィナステリド後発薬) | 6,000円 |
この3つの治療薬には抜け毛を抑え、AGAの進行を抑制する効果があります。
AGAの進行を抑制するだけでなく、発毛も同時に目指したい方には「アドバンスト治療」がおすすめ。
アドバンスト治療はAGA症状に合わせた治療薬の処方と、食生活・生活習慣の指導を受けることができます。
ただし、費用は診察料・治療薬処方料すべて合わせて15,000円~32,000円とやや高額。
自分の症状に合わせて治療方針を検討してみてくださいね。
まとめ
今回は、市販で購入できるAGA治療薬と、内服薬の入手方法をご紹介しました。
市販で購入できる外用薬は手軽ではありますが、決して適当に扱って良いものではありません。
クリニックでの処方が必要な内服薬と同様に、副作用のリスクがあるものです。
AGAの治療薬を使用する場合には、正しい使用方法をよく理解した上で治療に臨むようにしましょう!
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